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01 2017

松永久秀

#EAGLE FLY FREEのあしゅれです。


戦国時代の三悪人と言えば斎藤道三、松永久秀、宇喜多直家と言われたりします。宇喜多直家は畳の上で死んでますが、前の二人はろくな死に方をしてません。道三は息子に謀反されてますし、久秀は日本史史上初の爆死自殺という有様です。


3人とも何も持たない、またはそれに近いところから上司に取り入り、その中で策謀の限りを尽くし成り上がり、最終的にその上司を蹴落して一大勢力を築き上げました(道三に関しては親子二代という説が有力になってますが)。その過程が裏切りの連続として悪人扱いされてます。


諸説あるので絶対とは言えません、むしろ今は異端説ですが、道三と久秀の出身地は同じ京都西部郊外という説があります。私もそのへんの生まれなのですが、少し離れた所から建前文化の京都を俯瞰した時に出てくる皮肉めいて冷めた合理主義ってすごく腑に落ちます。そりゃあもう、ストンって音が聞こえるんじゃないかってくらいに。


そんな綺麗事ばっか言ったところで本音はこれでしょ?それなら最初から本音でやろうやないか!?って感覚です。でもこれって日本人的発想だと悪人扱いされるんですよね。一定レベルを超えると合理主義は悪にされます。で、やってる本人は理にかなったことをしてるだけだと思ってるので、全く悪だとは思いません。


信長が久秀を称して、主家をのっとり、将軍を殺し、東大寺の大仏を焼き払うという一つでもすることが難しい悪いことを三つもやった奴、と言ってます(ヤンキーが悪さ自慢するニュアンスですが)。


久秀からしたら一生懸命働いたら勝手に主家が傾いただけで、腕っぷしが強いだけの勘違い野郎が将軍に不向きだと思っただけで、相手が大仏殿に陣をひいたからそこを攻めただけなんですよね。単なる合理主義です。(しかも信長も同じようなことをしてるんですけどね。)


もう一人、京都出身で徒手空拳から戦国大名に成り上がった人がいます。北条早雲。彼も京都から伊豆へ行き成り上がりました。不思議と彼は悪人扱いされないんですよね。同じ京都出身の道三、久秀とは違う臭いがするなぁと思ってたら、実は早雲は岡山生まれで後に京都に出てきた人らしいです。そう、宇喜多直家と同じ出身地です。直家も早雲も畳の上で死んでます。


岡山の人の合理主義と京都の人の合理主義は違うようです。畳の上で死ねる合理主義と人に恨まれて自殺せざるを得なくなる合理主義。瀬戸内の流通や工業生産に基づく合理主義と行き過ぎた権威主義を皮肉る合理主義の差なのかなぁ。


久秀って凄く親近感湧くんですよね。茶人としての風流さと、武人としての果断さ、政治家としての二股膏薬ぶり。単なる悪人とは思えなくて。信長協奏曲の古田新太演じる久秀はこんなんですけど、実物はむしろ人の良さそうな人だったと思ってます。古田新太じゃ、でてきた瞬間警戒心MAXで誰も騙されないよ。



自分の中に似たような気質があるのかもしれません。久秀のように爆死しない様にします。


クラクラ関係なくて、この前岡山へ旅行に行ってからずっと思ってた事でした。



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